学校の先生が辞めちゃうんだって・・・
専任の先生だったから辞めるなんて考えもしなかった
先輩からは、優しそうな顔をしてテストでは厳しいよ
とさんざん脅しをかけられていたけど
実際は誰も試験で落とさなかった。
毎回、アンケートをとってみんなのことを一番に考え
テストの出題まで事細かに説明をしてくれた先生。
私も実は『早口です!わからない』なんて生意気にも書いたっけ
そんなこといえる分際じゃないのに
『そうだよなぁ』なんて笑っていた先生。
放課後、授業で理解しきれなくて実習教室を使いたいと
鍵を借りに行った時、『お前らが勉強?明日は雪だ』
なんてからかっておいて、鍵を返しに行ったら
『おぉわかったか?』といって『ココが・・・』というと
『ちょっと時間あるか?』なんていいながら
一生懸命に寒い廊下で説明を繰り返ししてくれた先生。
どんどん厳しくしていこうという私の学校の方針に
そんなことはできないと苦しんでいた先生。
だから、試験を誰も落とせなかった。

先生の最後の授業
先生はなんでこの職業を目指したのかを話した後
『実は・・・』とやめることをみんなの前で話した
先生は別にそんなことしなくても良いのに・・・
どこまでも人のよい先生に同情してしまう
テスト範囲を何回も何回も説明していたのは
最後のテストで誰も落としたくなかったのではないか
その想いにこたえなくっちゃ!
テストが無事に終わったら、クラスで壮行会を開こう
頑張るぞぉ

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